31億年以上も生き続けている淡水性の藻

2011.07.14

クロレラは、地球上に生命が誕生してから今日まで31億年以上も生き続けている淡水性の藻です。単細胞で、大きさは直径1000分の1〜2ミリ程度。この、赤血球よりも小さな球形または楕円形の個体は、驚異的な生命力をもち、良質のたんぱく質やクロロフィルなどの栄養素を豊富に含んでいます。1890年、オランダの微生物学者バイエリングによって発見され、以来ドイツを中心に研究が続けられてきました。第二次大戦後は、未来の食料として各国で研究がすすみ、現在は、多種類の有効成分を含む健康補助食品として世界中に知られています。クロレラは水、炭酸ガス、無機塩類を原料に、光合成を行って、成長・分裂していきますが、驚くべきはその繁殖のスピード。24時間で4倍に増殖し、同一面積での収穫量は、じゃがいもの30倍、米の50倍に相当します。鮮やかな緑色が象徴するように、クロレラは緑黄色同様、多量のクロロフィルを含んでいます。増血、血栓予防、血圧低下、解毒、コレステロール低下、免疫増強などの作用のほか、クロロフィルには、遺伝子が傷つくのを防ぐ働きがあることが、最近の研究で明らかにされました。遺伝子が傷ついて突然変異を起こすと、ガンができることがわかっていますが、クロロフィルはこれを阻む抗ガン成分として注目されているのです。