既存のユーザー層はきわめて保守的だから、ソッポを向く可能性大だ。ベースマーケットが大きいだけに、こいつはきわめて難しいところだ。そこで今回のカローラは、ごくごくオーソドックスなFFセダンとしての成り立ちはそのままに、シャシーをロングホイールベース化し、現代的なビッグキャビンのボディを与えて、もっぱら室内空間を広げることに努力を集中した。また定評のあるクォーリティの高さをさらに追求すべく、ボディのチリ(ボディパネル間の隙間)をわずか1mに抑えるということをやってのけた。
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まあ、あきれるほどのクォーリティである。カローラのディメンションは、全長4365m、全幅1695m、全高1470m、ホイールベース2600。ボディは4ドアセダンのみ。カローラフィールダーのほうは全長4385叩、全幅1695m、全高1520m、ホイールペース2600m。こちらは5ドアのワゴン。新しいカローラのボディは、全長に対してきわめてホイールベースの長い、ずんぐりしたビッグキャビンスタイルである。プリウスのコンセプトを薄めたようなデザインだ。空力特性を向上させるため(もちろんこいつは燃費のためだ)。極力ボディ表面に突起物がないようなめらかにされており、なんとCD値O・29を得ている。例によって、いかにもトヨタらしいデザインではあるものの、私は新しいカローラのボディはもう少し大胆にやってくるかと思っていただけに、少々拍子抜けがした。