原告の女性達は3グループに分類されるが、どのクループにも日和見主義者はいる豊胸材物語は飽くなき欲望とその結果にまつわる話だ。それは驚くばかりである。特に、原告弁護士と彼らに協力する医療関係者の日和見主義。言いかえると、〈天候〉すなわち状況を見ながら動くご都合主義。しかし原告自身についてはどうなのか?彼女達は堕落しているのか、無実の犠牲者なのか?これはたぶんこの物語の争点の中で最も難問だ。一人一人の女性でその答は変わってくる。豊胸材を入れた女性のうちの一部は、マリアン・ホプキンズのように本当に重い病気だろう。この第1のグループは豊胸材が病気の原因だと聞かされており、彼女達がこの説を信じたからといって非難はできない。彼女達は自分達は生き証人だと考えている。彼女達にしてみれば、豊胸材メーカーはたぶん知っていながら危険なデバイスを売ったという点て明らかに有罪であって、会社にその償いをさせるべきなのだ。第2のグループは、人数的にはもっと多い。彼女達は、病気は重くはないが、豊胸材が病気の原因であると信じこんでいるので、疲労、筋肉痛、不眠症のような誰にでもある普通の症状を直ちに豊胸材のせいだと思い込む。ごく軽い症状でさえ、重い病気の前兆として不吉な意味合いを帯びる。自分達は危機にあるという思い込みが、症状をたぶんに増幅する。重い病気をもっているかもしれないと心配すれば、そういう心配をしない時より、往々にして悪く感じるものだ。もうひとつのグループの女性達は、今は健康だと思っているが、宣伝のせいで、将来病気になるかもしれないと心配する。集団訴訟の和解に登録した女性のおよそ半分はこのグループに入る。最後に、大きな集団には必ずいる日和見主義、つまりご都合主義の人達のことを述べよう。どこの社会にも日和見の人間はいるもので、豊胸材を入れた女性がこの点て他と異なっているわけではない。豊胸材を入れた女性達の中にもいる日和見主義者は、楽な金儲けができると見ると、いくらかでも手に入れようと考える。ルイに診てもらうように紹介されて、重病だと診断され恐れおののいた看護婦のような女性は、状況次第で強く誘惑されることもある。彼女は誘惑に抵抗したが、誰しも抵抗するわけではないだろう。豊胸材を入れている女性は、他の多くの人々と同じように多様だ。彼女達が全員同じだと信じる理由はどこにもない。健康面でも性格面でもそうだ。しかし、病人と心配症の人、病人と日和見主義者とを識別することは非常にむずかしい場合はあり得る。確かなことは、広く行き渡った本物の不安だ。次章で人々はなぜ安易に、健康有害要因の話に飛びつくのかを考える。
[参考]
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エステ・美容整形フォーラム
美容パーフェクトガイド