目下の屋上の利用法

2011.12.31

メランコリーな気分のときに、下界の風景を眺めていて、ふと発作的に投身自殺がおきるのも屋上である。ヨーロッパでは窓からの飛びおり自殺がふつうだが、日本では圧倒的に屋上からのそれが多いことをみてもうなずける。そんなことで、屋上はふえはしたものの、結局、屋上が利用されるのは、大部分、設備器機をはじめとする各種の「物置」か、ネオン・サインをはじめとする広告塔の「土台」である。かんがえてみれば、物置にするなら、むしろ屋根をかけて、そのなかにいろいろな物を収納してしまってもいいし、広告塔が必要なら、建物自体を広告とするすぐれた建築のデザインに徹することのほうが正道であろう。

(参考情報)
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どうしても広告塔が建物とべつに必要なら、屋上に拘泥せず、建物と一体化したデザインをかんがえてはどうか。また、屋上を人間の生活空間として利用したいのなら、屋上の設計についてもっと真剣な配慮が欲しい。