日本人の白人崇拝意識は、いわゆる舶来主義として根強く日本人の意識の中にあります。ブランド物へのこだわりにも表れています。ネイティブの英米人教師から英語を学ぶことのメリットは第一に、やはり本物の発音で話してくれるところでしょう。ところが、彼らの発音は、長年日本人に教えていると、日本化(少しオーバーですが)することもあります。簡単な例を挙げて説明しましょう。東京に住む人が長く地方で生活すると、その土地の方言がうつってきて、本人も気づかぬうちに東京弁のイントネーションが変わってしまうことがあります。それと同じことがネイティブの英米人教師にも起こりうるのです。彼らは教室で日本人生徒が口にする、アクセントのない独特なジャパニーズイングリッシュを聞き続けています。しかも、自分たちが普通に話すと生徒が聞き取れませんから、ゆっくりと1区切りずつ話すなど、話し方に変な癖をつけてしまう人までいるようです。もちろんすべての教師がそうだとは言いませんが、私の知人のアメリカ人教師からこのことで悩んで相談されたこともあります。彼は、名門大学を卒業したエリートでしたが、外国人への英語教育を専門に勉強してきたわけではありませんでした。それでも日本が好きで日本人に英語を教えたいという希望がありましたから、「まさか自分の英語がおかしくなっているなんて思いもよらなかった。アメリカに帰ったときは母から、あなたの英語おかしくなったわねと言われた」と落ち込んでいました。私が彼にしたアドバイスは、日本人生徒に歩み寄った英語を話そうとしないということです。あくまで、生徒がネイティブの教師と同様に英語が話せるようになるまで、あせらず指導すること。教師も人間ですから、早く生徒と打ち解けたいと思ってしまいますが、それが、間違いのもとと言えます。教師から歩み寄れば、教師の英語が日本語化してしまいます。だから、突き放すようでも、英米人の教師は英米人同士で話すように、日本人の生徒に話しかけ、通じるようになるまで、気長に待だなければならないのです。さて、ここまでお話しすれば、同じネイティブの教師でもどのようなタイプがあなたの英語力を伸ばしてくれるか、おわかりになったでしょう。生徒に親切すぎるネイティブの教師には注意が必要なのです。
[参考サイト]
ぐんぐん英会話のオンライン英会話
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