ガーター勲章が青い布であることに由来

2011.07.13

由来の真偽はともかくとして、ガーター勲章は国家に対して特に功績のあった人物や外国の元首に授与される。授与者には定員枠があり、空きが出るまで待たなくてはならない。また、贈られた本人が亡くなると返却されねばならない、などの規定がある。ルールを厳格化することは、この勲章の格を高めていくことにも繋がる。もうひとつ、ロマンティックな起源説もある。1347年、カレー占領を祝う宴がウィンザー城で催されたおり、エドワード3世はソールズベリー伯爵婦人と踊った。このとき、婦人のガーターが外れて落ちたのを、ひとびとは冷笑を浮かべて眺めた。エドワード3世は床からガーターを拾い上げるや自身の脚に嵌め、「思い邪なる者に災厄あれ」と呟き、さらに「ガーターは間もなく最高の尊敬を受けることとなろう」と言葉を継いだ。これがガーター勲章の起源となったという説である。1906年、英貴族コンノート卿が国賓として来日し、明治天皇にガーター勲章を授与した。これが日本とガーター勲章との出逢いである。ちなみに1906年は満鉄が創立され、日本が世界に飛躍しようと踏み出した年であった。現在の天皇は1998年5月に英国を訪問した際、エリザベス女王からガーター勲章を授与されている。セントージョージ礼拝堂には勲章を授かった騎士のバナー(旗)が並んでいるが、皇室を表わす菊の紋も飾られている。また、映画やスポーツで類稀な功績を上げた者に対して贈られる賞に、しばしば「ブルーリボン」の文字が冠されるが、これもガーター勲章が青い布であることに由来する。